September 2017  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

信じること

 

むすめは絵が上手い。これはわたしが仏語勉強の息抜きに走り書きしたもの。むすめの絵を褒めるといつも「そうかあー?」的な反応で、いやいや、もっと自信持っていいよ、自信持つべきレベルだよ。と言ってきた。小学校の頃から県展に入選したり、街に貼られたりもしてるのですよ。

 

しかし自分がいとも容易く出来ることを、自分自身でこれは才能だから伸ばしていこうと気付き行動できるのかどうか。

 

周りにいる人がその芽を見つけ、育んでいける環境が今の日本にどのくらいあるのだろう。子どもには自分の人生を自分で選択していけるよう、これまで触れ合ってきた。これからも生活面で叱ることは多々あるけど、人生の選択、何がしたい、これが好き、あれがしたい、そういう本人の意思は可能な限り尊重している。

 

わたしに選択の自由がほぼなかったから、それも大いに加味されている。

 

息子はもうすぐ19歳になる。小学一年からサッカーを始めて、6年間毎週末続けた。中学では何故か卓球部に入った。高校受験を前にもう一度サッカーがしたくなり、わたしがよく知りもしない家から2時間近くかかる船橋の高校を受けると言いだした。息子の性格は2歳の頃から根本的に同じで、自分でしっくりきたことには誰の意見も通らない。そこがわたしと似ているものだから、何かあらば面倒なことになるわけです…。

 

その高校に通うにも定期代、駐輪場代、引いてはサッカーのユニフォーム代に部費、ほんとにこれでもかってぐらいお金がかかります。どんだけかかるんだって、呆然と何とかなるさ〜なんてこの時ばかりはしてられません。丁度わたしシングルになった年でしたし、息子の入学と同時にむすめも中学入学です。今考えても非常におそろしい状況でした…。

 

でも、これからは自分の想いに嘘偽りなく、人生を切り開いていける道を選んだことがわたしを後押しし「何とかなる、何とかなるし、何とかならないわけがない」そう暗示をかけてこの4年間を過ごしてきたわけで、現に今何とかなっていますし、年々暮らし方が上手くなってきたと感じています。それは食べることに対してもそうだし、休むこともそうだし、生きること自体が結婚していた頃よりもずっと生き生きしている。

 

やっと本当の自分に気が付けた、ような。15年の結婚生活って長いっちゃ長いけど、今はそれに対して特に感情もないな。だって未来を見られるようになったから。沢山、色んな古傷もあるけどそれを避けることはやめよう。じっくり、そっと包み込んで、自分をまるごと愛そうと思う。

 

人は変えられないって、10代の時知った。人は変えられないし、変えようなんて思ってたことがちょっと結構馬鹿だった。

 

自分が出来ることは自分を変えることだけ。よく聞くけど、自分を変えるには勇気が要るし、腹もくくらねばならぬけど、見える景色が変わるから、周りを変えたかったら自分が変わるのが一番早い。

 

息子が勝手にサッカーを退部していて、学校もサボリがちになっていった時。少しでも誰かによくありがちな否定的なことを言われたら、わたしは自分を保てなかったと思う。心配で心配で、これでいいのか、何かとんでもなく間違ったほうに行ってしまったんじゃないか、とにかく心配と不安とで心が押しつぶされそうになっていたから。誰にも相談できずにいたし、誰も信用できなかった。

 

そんなどうしようもない状態でもちゃんと生活は続くのだ。息子を叱っても何にも解決しないのは解っていた。ただ、わたし自身の気もちを正直に話し、悲しみ、怒り、心配、そういうものを吐き出した。その頃の息子は、自分でも自分が収まりきらないといったふうで常にピリピリしていた。それまでに知り得た理解し得たものだけが息子の全てだった。そしてこれから少しずつ大きく成長していくのをわたしはただ見守ることしか出来ないのだと悟った。親というのは子供にとって、本当にただのサポート役なのだ。子どもが何をどう思っていようが、全て子供の自由。毎日、せっせとご飯を作ることで子どもの成長をサポートしているのだ。当たり前すぎることかもしれないけど。

 

進路を考え始める頃、少しずつ反抗期も収まり、案の定わたしに相談なく進路を決めてきた。ああ、親って何なんだろう。。そして大手食品会社に就職を決めてきた。決断の速さはわたしに似たな…っていうか、ほんと親って一体何だろうか…。

 

そんな息子も働き出してからは人が変わったように穏やかになった。以前より広い視野でものを見るようになったのか、色んな人と接して世界が広がったのか、わたしに対して優しくなった。台湾でお土産を買ってきてくれ、進んで料理するし、頼めばご飯をつくってくれる。こんなに嬉しいことがあろうか。こんな日がくるなんてあの時は知る由もなかった。でも、ずっと心の奥の深いところで本当は知っていたような気がする。きっと大丈夫、どんなことがあっても、何とかなるって。その想いが知らないところで息子にも伝わっていたのかもしれないな。

 

先週は初めてボーナスが入ったからみんなでお寿司を食べに行こう、と言ってわたしとむすめにお寿司をご馳走してくれた。もう、本当に嬉しいを通り越し、言葉にならないものですね、こういうこと言ってもらうと。反面、自分は今まで息子に何をしてあげてきたか、って、いやめちゃ色々してきてるけどまだ何かあるはず、何だろう…。この何とも言えない嬉しいような切ないような。

 

何者かにならなくても、自分の人生を自分で選択し納得して生きている、それがすごく大切なことだとわたしは思う。だから不平不満を漏らし現状を嘆くひまがあったら、どうしたらうまくいくかを考えながら生きていく。現状を嘆いてみたことも少しあったけど、何一つ良くはならなかったからね。

 

 

今の目標はむすめの進学準備と、わたしのフランス留学費用を貯めること。もろもろ考慮し、給与の高い都内の商社に通勤してたのですが、朝の7時に席取りの為に並ぶのがツラい…。始発から最終なもんで座れないとツラさ倍増…。でもこの仕事も今週で終わり!

 

来週はダニエルハリトーノフのピアノリサイタルとディズニーシー、ホットヨガと東京駅丸ビル、KITTEで買い物の予定!

 

よし、もうちょっと頑張って年末は楽しむぞ〜〜

 

 

 

pagetop