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昭和の婦人服と今のアパレル 夏のワンピース


雨が続いたかと思えば、今日はにわかに夏の気配。

コートを脱ぎ薄着で歩く人を見ると〈あー今年もまた夏が来るんだなあ〉と感じさせられます。

少し早いですが、薄いローン生地で夏用のワンピースをつくりました。




スカート以外は立体裁断でつくります。一枚に一つずつパターンをつくるので、はっきり申すとめちゃめちゃ効率悪いです。

それでも、一枚にしか出来ない服の個性を最大限に引き出せる気がして、一点ごとにパターンをつくり直しています。

これは会社や組織じゃ出来ないことです。アパレルなら最低ロットというのがあるので、一つのパターンから何百枚何千枚とつくられます。洋服は本来(現在)、大勢の人の手を経ながら出来上がっていくものだと思います。生地をつくる人から、販売員または流通のシステムからお客さまの手に渡るまで、本当に数えきれない人のアイデアだったり労力だったりが服を介していく。

そういった洋服が街に溢れるようになって、いつからか洋服に〈顔〉がなくなっていると感じ始めました。

まだ子供の頃、近くにあったちょっと寂れた昭和ならではの婦人服屋さんへよく母と行きました。母はおしゃれするのが大好きな人で、一日家にいるというのにきちんとフルメイクをし、マニキュアも欠かさず塗り、アクセサリーもキラキラのものを付け、次の日に着る洋服は前の日にコーディネイトしておくという、今思えばかなりの情熱を持ってキレイでいることに執着していたなあと思います・・。

そんな母がいつも言うわけです。「パッとせんな〜。どれもパッとせんわ〜」〈いやいや、お店の人に丸聞こえやし!)そのお店にある婦人服は、当時のわたしからしたらどれもセンスとは無縁(!)のものでしたが、それでも何とも言えない存在感を感じていました。色も地味だし、その良さは解らなくてもドン!とするような存在感がありました。

それから高校になると母のクローゼットを漁るという悪習が身に付き、スカートやカーディガンを勝手に借りて勝手に大人びていました。そんなことが今も何となく頭の隅にあるのでしょう・・その頃の洋服は今みたいに安価で買えるものじゃありませんでしたが、服自体がプライドを持っていたのだと思います。

プライドを持った服をきちんと品定めして買う。遠回りにしろわたしたちの生き方や暮らし方に影響することは衣食住です。気軽に、早く、安く、とは選択の一つであって、それに飲まれていくことは人としての生き方にも少なからず影響するものとわたしは思います。

例え多くの手間がかかったとしても、人から見れば無駄なことと映るとしても、手をかけることとはただ時間をかけることだけじゃなく、目に見えない人の大切な部分を、ものを通して伝えることじゃないかと思うのです。

話しがちょっと逸れてきました・・。つくることについて、そこはかとなく抱いていることを今日は書きました。

少しずつ新しい服を制作していきます。読んでくださりどうもありがとうございます。


 

刺繍のバッグとそばにある美しいもの

久しぶりの更新となってしまいました。

今何をしているのかといいますと・・仕事や家事、日々の雑務に少々の筋トレ、たまに食べ歩き・・大したことしてないではーという感じですが、何にせよパタパタしてます・・。

先日は、プツンと頭の糸が切れたみたいになってしまいまして・・。

(これはまずい・・。何にもやる気が起きない・・義務感に支配されている・・)これはいかん。。ちゃんと自分にご褒美と癒しをあげようと、リフレクソロジーに行って、むくんだ足をアロマオイルでほぐしてもらいました。自分でもやっているのですが、プロの方にしてもらうのとでは癒され方が違う・・。オイルはラベンダーが一番合うようです。それから松尾スズキ監督の「ジヌよさらば」を観て笑ってきましたー。個人的には、荒川良々さんを見ているだけで笑えてくるので(失礼)荒川良々さんを観て笑いたい方は「大下家の楽しい旅行」をおすすめしたい。。(荒川良々さんファンなら好きなはず!)

そしてゆっくりではありますが、新しいバッグもつくっています。

今の願望はもっとじっくり時間をとって、じっくりつくりたい。優先順位で制作の時間は限られているのですが、つくっている時間が一番自分らしくいられます。だからこそその時間をとても大切に思います。

子どもと出かけたときなどに、ふと写真を撮ったりします。何でもないような風景に、一日のその時間にしか見られないものがあって、それが不思議ときれいに見えるのです。すぐ近くに、きれいなものは沢山あるのだな、と気づかされます。
















新しいバッグ2点「Mars」と「Avril」はiichiさんのサイトにも載せさせて頂いてます。
ぜひご覧ください!














 
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