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千葉海音さんの歌とフランスへの想い



千葉海音さんというシャンソン歌手を知ったのは、パリに住まれている方のブログを2年近く読んでいてある時生徒さんとしてブログに登場された時。そこには音楽家ということと、天使のような人と綴られていた。写真に映っている海音さんは大変かわいらしくて、そのまま紹介されていたブログに飛んだ。一年くらい前だったかな?

13年前にパリに渡り、これまで音楽家として一人の女性として、人間としてひたむきに生きている・・ページに綴られる言霊に触れ、それまで感じたことのない自然と温かな涙があふれるようなものを感じました。

パリの匂いと、海音さんの生きる音楽、たった一人の女性が奏でる音楽、孤独を大切にする繊細な感性・・わたしはその頃プライベートが泥沼にはまっていて、いつも何かしらのヒントやきっかけを探していた。地元の友人や家族知人には距離を置き、以前の私を知る人や同じ方向を向いていない人ではなく、何か新しい道へ続く糸口をとにかく見つけたかった。

パリに住む日本人のブログを読み、その空気を感じ、私とパリの距離を縮めたい。そこに住むにふさわしいまでに成長したいと思うし、エネルギーを感じてたい。幼い頃から、日本の出る杭は打たれる文化をずっと蔑んできた。表向きは笑顔なのに態度の変わる大人の多いこと・・。言いたいことがあるならきちんと伝えるべきだと、子供のわたしが抱いた小さな想いは経験を重ねるごとに自分を創る体の一部になった。

わたしの体は次第に海の外に出たがるようになって、狭い、窮屈だと皮膚もあたまももっと広い場所を求めていった。そして21歳の時にフランスに行った。今思えば不思議なほど何の戸惑いもなくて、ただただ行きたいだけだった。

その時フランスで見たもの、体が吸収したものは、細胞の一つ一つに染み込みこんだ。色濃く焼き付いたまま、それからの18年を過ごしている。その18年はそれ以前の私でないことを深いところで感じている。

なぜこんなに千葉海音さんの紡ぐ言葉に惹かれたのか解らないけど、海音さんの生き方に共鳴したのだと思う。こうやって文章を書いていると自分の意識することや無意識の部分が出てくるのだろうけども、海音さんの言葉は音符のように心に響いてきたのだった。それはうまく伝えることが難しい。

海音さんが昨年決断をされ、日本に帰国することを知った時は少し淋しく思った。ずっと海音さんの歌とピアノを聴いてみたいと願っていたとき、パリの方のブログに海音さんの歌がYoutubeでUPされた。



勇気を出してブログからメッセージを送り、ぜひライブがあればお伺いしたいこととパリにいらっしゃる頃から書かれる文章が好きで読ませて頂いていると。一方的なメッセージにも関わらずお返事を頂き、昨夜、一年前には夢にも思っていなかった海音さんの上北沢でのライブに行ってきました。

海音さんの弾くグランドピアノの上でお酒を嗜みながら・・。ドキドキしたのは始めのうちで、ピアノと歌声に生命力があふれた心が揺さぶられるひと時でした。ライブ後はお話をさせて頂いて、わたしの名前も知っていてくださり、「フランス語学んでます!」と鼻息の荒いメッセージを送ってご迷惑かけてないかしら・・と正直不安になっていたのに「フランス語ですよね?」と気さくに話してくださり海音さんの人に対する真摯な姿勢も感じました。

海音さん、これからもずっと応援しています^^ フランスと日本では戸惑うことも多々あるかと思いますが、良い追い風が吹くことを祈っています!



 
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