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ソフィーマルソーと自分らしい歳の重ね方

 

マーガレットと素敵な何か 2010年 フランス/ベルギー

 監督ヤン・サミュエル

 

 

何か映画観たいなと思って、綺麗な人を観て目と心を潤そうとソフィーマルソーのこの作品を観ました。

 

作品というより、ソフィーマルソー、フランス語の映画が観たかった。

 

これは6年前の作品なので、その頃彼女は43歳。んもー、とっても綺麗でした。引き締まっているのだけど女性らしさもあって、経験や知性が自然と雰囲気を作り出していて、自然体で魅力的。こういう歳の重ね方をしたいと思うし、誰の為でもなく自分の為に綺麗で居続けようと思うことは大切だなあと。

 

 

昔、ソフィーマルソーを初めて観た作品は「アンナカレーニナ」

 

顔立ちや雰囲気がただ綺麗なだけじゃなくて、エキゾチックでとても魅力的な女優さんだなと思って。でも生粋のフランス人です。

 

 

このロシアの文豪トルストイの代表作と言える「アンナカレーニナ」。原作は読んだことありませんが、映画でこれだけ悲痛な運命を描いてるってことは、原作なんてもっとグッサグッサくるのでしょうね。

 

わたしが好きなのがソフィーマルソーのこの前髪。何て似合うんでしょう。そういえばジェーンバーキンも前髪パッツンがよく似合うし、名前が被るようだけど、アンカリーナも前髪重めのスタイルがステキ。ハリウッド女優は、艶を出してゆるく巻いたロングヘアというイメージなのだけど、フランスの女優は髪に自然な空気感があって色もそれぞれ、どこかしら個性を主張している感じがあるなー。

 

このマーガレットと素敵な何かのストーリーは、ソフィーマルソー演じるキャリアウーマンが、子供の頃の自分が未来の自分へ書いた手紙を読み本当の自分を取り戻していく話。

 

 

作品の中のソフィーマルソー、とても綺麗。スタイル、経験を重ねたからこそ生まれる自然な美しさ。こういう歳の重ね方をしている人を見ると嬉しくなります。それがいくつの人でも、歳を重ねるごとに新しい自分を見つけている、今だからこそできる楽しみ方を知っている人って素敵です。

 

 

わたしの場合、未だ中学生から何も変わってないんじゃないかって思うところがいっぱいある。好き嫌いはっきりしてるし、人の食べてるものが自分のよりも食べたくなるし、めんどくさい付き合いには一切関わらないし。反面で、昔の自分じゃ考えられないような自分になれている。あんなに無口だったのに、初対面の人とも抵抗なく話せるし(話したいときだけだけど)、大抵のことでコミュニケーションもはかれるようになった。

 

中学生のまま、母親にご飯をつくってもらって何もぜすとも生きていける、あの頃は自分はずっと歳をとらない気がしていた。誰かの為にご飯をつくったり、洗濯したり仕事したりっていう想像なんて到底できなかったから。

 

急に料理が出来るようになった訳じゃないし、急に親になった訳じゃないけど、一つずつ一日ずつ積み重ねてきたからこその今がある、のだけど。ふと中学生の自分がひょっこり顔を出し、今の私を見て(おおっ)と驚くわけです。「成せばなる、成さねばならぬ何事も」だね、と。私は中学生の私に勇気を与えているようでよかったです。

 

中学生の自分と今の自分が一緒に今を生きている気がする。子供のまま、好きなことしかしたくない自分、表向き用大人として「生きる術」を使いこなす自分。好きなことを追い続ける純粋さと勇気。魅力的な大人になるために、自分に素直で正直でありたいな。

 

 

デビュー作「ラ・ブーム」のソフィーマルソー。ブームは思春期の子たちが盛り上がるパーティみたいなもの。

 

 

ちなみにフランス語の年齢の数え方は、「J'ai 40ans」(わたしは40歳持っています)と言います。「I'm 40years old」とは意味合いも異なりますね。フランスでは男性も女性も成熟した大人は尊敬される。歳を重ね、その人の生き方が自然と顔や体に現れるときそこに本物の美しさが宿ると感じます。

 

 

何をもって美しいと感じるかは、本当に個人の価値観によるもので、国によっても年齢によって、様々なものさしがある。だからこそ洋服なんかは特に流行に目を向ける前に、自分に似合うかどうか好きかどうか、その感覚を信じてあげてほしいなと思う。

 

先日、都内の某ルミネに娘と買い物へ行ったのですが、今年はブルゾンが流行なのかな?見事にどのSHOPも店頭にブルゾンが出てました。あとチェスターコートとニットのベスト、あと色んなお店で見るようになったのがダルトンのコート。こういうのを売れ筋として前面に出すのです。売れ筋というのが一体何処からくるのか・・というと、わたしのうろ覚え情報によるとある国の流行決定機関によりトレンドの色が毎年発信され、またラグジュアリーブランドが年2回行う展示会、ショーで発表されたものから(今年はこれが来る)と何処やらの雑誌やらメディアが特集を組みます。

 

結局のところ、流行の発端となるものは一人の人間の頭の中。

 

それが万人に適するものとは限りません。

 

 

 

フランス人は10着しか服をもたない・・のもうなずけます。(読んだことないですが。。)

 

 

 

JUGEMテーマ:映画とファッション

レッドタートルと所感

 


 

先日レッドタートルを観てきました。

 

予告の映像を観て、直感で絶対好きな感じのだと思って。予想をはるかに超え、わたしの中ではジブリ作品で1番。もう少し若かったら千と千尋が一番ですが、今の自分だからこそでしょう。この作品、大変心を打たれました。

 

やわらかで物憂げな色彩と画のタッチ、そして自然界の音。どこかアダムとイヴを連想させ、「一つの命」がどう移ろっていくのかを一匹の亀、家族を通して描く、シンプルな物語。

 

セリフは叫び声ぐらいしかなく、わたしはこんな映画を待っていました。(と観て感じました)

 

説明過多の物語にはうんざりするし、人の感情を逐一言葉にしなくちゃ解らない程、人は想像力が欠けてしまったのか、それとも創る側がそうさせているのか解りませんが、あらゆることに説明が入り過ぎて息が詰まりそう・・と思いません?

 

今、この作品自体がとても大切なメッセージだと感じました。

 

 

わたしは日本のアニメのあの原色ベースの画が苦手で、古いものならいいのですが(銀河鉄道999とかルパン三世とか)。。ジブリの中でもこのレッドタートルのアニメーションが一番好きです。本当に美しかった。墨絵のようでいて、鉛筆画のようにやさしくて、ただただ画と音の世界を楽しみました。

 

ラストでは自分でもビックリするぐらい涙が止まらなくて、こんなに涙が出たのはいつ以来だっけ・・って出てくる嗚咽を抑えとりました。(劇場空いてたのでね・・)

 

情報過多になりがちな現代人に、ぜひおすすめしたい作品です。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

レッドタートル繋がりみたいですが、息子がこの前社員旅行で台湾に行き(台湾に台風直撃してた日)中々楽しんできたみたいです。(いいなあ〜。どんな感じ何だろ)

 

お土産を買ってきてくれたのですが、それがこれ!

 

 

パイナップルケーキと台湾茶!

 

おお〜、お茶好きにはたまらんお土産。高山茶は何杯も淹れて楽しめるらしく、家事を終えた後早速頂きました♪

 

 

お茶の葉まんま淹れてみました。繊細なお花の香りが鼻から抜けてとても上品なお味。

 

 

 

 

ふう。。これでやっと本来の自分に還って来られました。。←

 

 

 

 

というのも、しばらく抜け殻のようになっておりまして、人生初めてカレンダー通りの勤務と東京駅まで片道1時間。トップ企業の本社で初のオフィスワーク。日々、ジリジリと心身が疲弊していくのを感じつつ、頑張るぞ〜と張り切っていた糸を今、ほどきにほどき・・緩んだ時の自分に戻るまで、「無の世界」でした。

 

初めての場所に行ったり何かしたりするのに、結構勇気を必要とする方なのですが一度でも行ってしまえば、ほぼほぼ我がものにしていけるタイプでもあり、まずこの最初の壁に相当エネルギーを使うのです。毎朝、東京駅の人混みの中を泳いでいるうちに人の多さを(こんなもん)とさえ感じるようになり、相当感覚も鈍りました。

 

仕事用の自分と本当の自分。仕事用は必要最小限のエネルギーで最大の効果を発揮したいので(??)気の乗らない余計なことはしません。ムリに話を合わせたり勝手に憶測したりはエネルギーのムダ使い〜。ちょろっとジョークを言ってさらっと凌ぐ。

 

色んな情報にまみれ過ぎると人本来のセンサーが鈍ってしまうので、しばらくデジタルデトックスしてみようかなあなんて。

 

 

 

忙しい毎日を送る頑張り屋の方に、レッドタートルおすすめです。

 

 

宇多田ヒカルとの出会い

 

タイトルが恋人みたいですみません。笑

 

 

 

久しぶりに宇多田ヒカルの歌を聴いた。

 

あれは23歳の時。その頃三重県に住んでいてちょくちょく車で名古屋へ出かけていた。三重に引っ越す前は名古屋の千種区に住んでいて、ZIP.FMというラジオ局の日曜午後からやる小林克也さんのZIPHOT100という番組をほぼ毎週聞いてた。音楽は生活に欠かせなくて、休みの日はよく栄のHMVやタワレコに行ってブラブラしていた。そのラジオ番組は洋楽邦楽問わず、中部圏でホットな曲をランキングするもの。

 

ある日の名古屋からの帰り道。夕暮れの空の下、四日市あたりを車で走っていた。ラジオの小林克也さんが「さあここで今注目のアーティスト紹介!ええ、某有名歌手の2世でもあるみたいですよ〜曲は『Automatic』」

 

曲が流れ始め、聴き終わったあとのショック、、驚き。え、何この曲、リズム、歌声。

 

鳥肌。どうしようもなく素晴らしいものを聴けてしまった。聴くところによるとまだ15歳?え、誰?自分でつくってるの?

 

おおすごい。。。

 

それまで聴いてきた邦楽じゃない、こう、丹念に作り込まれたリズムじゃない、自然に溢れ出ている生きたリズム、というか。

 

そしてその後、宇多田ヒカルがメディアでみるみる取り上げられていき、HEYHEYHEY!ミュージックチャンプ(ダウンタウンの音楽番組ね)に初登場すると聞いて、どんな子?どんな子?と興味深々でTVウォッチング。

 

そしてわたしの中で感じたのは、ああ、今15歳を生きてるけど骨の隋からアーティストだ。と。人はそれぞれどんな世界を生きてるか、そのそれぞれの世界の匂いを纏っていると思うけど、才能の源泉みたいな彼女が今出てきたってことは、日本に、音楽に癒しのパンチを食らわすため・・そんなふうに思った。

 

宇多田ヒカルがデビューし、ヒットし始めたのがちょうど長男を生んだ頃。チャイルドシートに長男を乗せてよく一緒に歌っていたら、ある時から長男が後ろからハモってきて。

 

歌:でも〜言葉〜を失った〜瞬間〜が〜

長男:・・・・・・・・・・・・ンガ〜〜♪

 

ンガ〜〜をバッチリ重ねて来ました。笑  かわいかったなあ・・・。(遠目)

 

今宇多田ヒカルの曲を聴くのは殆どアルバムをめくるみたいで、Automaticを聴くと初めてラジオから歌声が流れてきた時の感覚が蘇る。音って、体の中の水分、細胞に記憶されるのですからすごいですよね。

 

そういう記憶された音楽は他にも沢山。中学の頃に兄のテープ(当時はテープです。ハイポジの)を勝手に拝借してこっそり聴いたユニコーン。これもとってもショッキングだった。え、こんな曲があるの?今までテレビで流れてたヘタなアイドルは何だったの?やったあ!いい音楽見つけちゃったあ! 的な発見が楽しくて楽しくて。

 

そこから兄の居ぬ間を狙ってコソコソとテープを借り、クイーンとか、ヴァン・ヘイレンとか聴きましたが、クイーンはまだ当時のわたしには早かったしロック全般がダメだったな。ユニコーンはロックとかそういう縛りに当てはまらない、自由で不思議なバンド。高校の頃は何回もライブに行った。

 

自由で不思議と言えば、フリッパーズギター、小沢健二も自由で不思議で好き。レベッカもよく聴いた。あの歌唱力と切なくて力強いメロディは何度聴いてもよくて、他のアイドルとか聴けなかったもん。

 

 

 

宇多田ヒカルの歌声にわたしが癒されるのは、その声に彼女が語らない人生が詰まっているからだと思ってる。歌声というのは、歌唱力やテクニックで人の心を掴めるものじゃなくて、上手い、上手くないというフィルターで歌を聴くことはない。何が伝わってくるか、歌声の端々にそのアーティストが伝えたい、でも伝えきれない切なさや悲しみや、愛とか、メッセージや、表現したいもの、そういう非言語的なもの。それが空気を伝わって人の心を揺さぶってくる。だから、こんなにも沢山の人の心を捉え、皆が彼女の歌に寄りかかり、酔いしれることができる。

 

最近は売れるものを優先することが正しいこととされる風潮があるよね。本でも服でも、新聞でも雑誌でも、テレビでも何でも。

 

でも、人が心の底から求めているものって本当にそういう"売れる"ものなの?

 

わたしは人が心の底から求めているものは、”感動”だと思っている。体に染み入って一生涯自分の一部になる、そういう驚きや感動。そういうものに出会うと、ほんとうに息を飲むような瞬間が訪れるよね。”感”が”動く” 五感が動くってことだもん。鳥肌が立つような感動を届けてくれるアーティストにどれだけ出会えるか、音楽でも、本でも、何でも。これって人生をどれだけ豊かに過ごしていけるかに比例するとわたしは思ってる。

 

 

 

宇多田ヒカルの好きな曲は色々ありますが、これはデビュー前にCUBICUという名前で活動していた13歳頃の歌。Close to youのカバー。すでにR&Bを体現してしまっていてすごいなあと思う。

 

 

 

そして、5年ぶりに活動復帰されましたね。また一味違う歌声を聴けるのが楽しみです。

 

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